【Red
Hat Linux 4.2Jインストール記】
ちょっと古い話になりますが、97年暮れにThinkPad230CsにRedHatLinuxをインストールしてみまして、その課程をNiftyのFJAMEPにアップしましたので、それをこちらにもご紹介いたします。
●インストール
私、ThinkPad230Cs YB7(486SX 33MHz/RAM 20MB/HD1.3GB)にRed Hat Linux 4.2をインストールしました。
X Windowを使わない状態ではストレス無い程度に動きます。
さすがにX Windowを立ち上げるととたんに遅くなりますが、まあこれでWin95を使っている速度程度でしょうか、耐えられない速度ではありません。
ちなみにRed Hatは確かにインストール自体はとっても楽ですが、ただインストーラが何をしているか良く分からない部分もあって、汎用性という面ではSlackwareの方が良さそうな気がしないでもありません。
Linuxにはいろいろなバージョンがありますが、このRed Hatは操作の簡単なインストーラがついていると言うことだけで選びました。実際にインストールを経験してみて、確かにこのRed
Hatでのインストール作業はらくちんであることが確認できました(^^)
ただし買った本の「Red Hat LINUX入門キット」が、あまり初心者に親切とは言えない内容のため、準備の段階から分からないことばかりでつまづくことが多かったのは確かで、結局その辺の悩みを解消するために、さらに2冊の本(「Linux入門」、「PC
UNIX活用教本導入編」)を買ってしまいました。
【環境】
本体:ThinkPad230Cs YB7
RAM 20MB
HD 1.3GB
SCSI Card:Adaptec APA-1460A
CD-ROM Drive:Sony PRD-650
ブートアップマネージャー:SystemCommander
PC UNIX:Linux Red Hat Edition 4.2
【準備】
まずThinkPad230Csの内蔵HDにおけるLinux用エリアの確保ですが、Linuxに200MB、スワップ用に30M割り当てたいという事で、Partition-Itを使って空きパーティション(あとでLinux用にunixフォーマットしてしまうのですが、この段階ではとりあえずDOSフォーマット)を230MB確保。
Red HatのインストーラはDOS(Win95のMS-DOSプロンプトでは駄目)から動かさないと駄目と言うことで、SystemCommanderでDOSを指定して起動。CD-ROMもちろんDOS上からCD-ROMが認識できるような状況になっています。
CD-ROMドライブにRed Hat Linux 4.2をセットし、手順に従ってまずDOSをUSモードに切り換えた上で(CHEVコマンド)、インストーラを立ち上げます。
【インストール開始】
これからしばらくはインストーラからマシンの環境等をいろいろと聞かれるので、それを答えていきます。
モニタがカラーかどうか。
キーボードの種類。
なお次のPCMCIAカードを使用するかの選択ではかなり悩みました。
今回PCカード経由でSCSIをつないでいますので、もちろん必要なんですが、Yesを選択するとSecond FloppyのThe Red
Hat Supplementary Install Diskを入れろと言われて、指定したディスクを入れない限りインストールが進みません。そんなDiskは付いていなかったぞと困ってしまったんですが、あれこれCD-ROMの中身を探してみた結果、\images\supp.imgをrawrite.exeでFDにイメージ展開する事で解決することが判明。(このあたりはBootディスクを、同じディレクトリにあるboot.imgから展開する手順が書かれていた事から推測出来た)
Install方法をLocal CD-ROMに指定。するとCD-ROMを自動認識に行きますが、問題なくクリア。
ここでInstallかupgradeかの選択がでてくるので、Installを実行。
【unix用パーティション作成】
次にインストーラからインストールするドライブを聞かれますので、内蔵IDE HDD(/dev/hda)のEditに入ります。
ちなみにunixではドライブの扱いがDOSとちょっと異なりますので、慣れが必要ですね。
最初にunix用に確保してあったパーティションは/dev/hda6と表示されていますので、これをいったん削除してからまず200Mのunix
nativeパーティションを作成、続いて新規パーティションに残りの30Mをあて、ここのパーティションタイプIDを82とLinuxSwapエリアに指定。
パーティション編集モードを出て、スワップ領域とルートパーティション(ここにLinuxシステムがインストールされる)を指定。
Linuxルートパーティションのフォーマットを実行してから、次はインストールするパッケージコンポーネントの指定に入ります。
【インストールするコンポーネント】
ここでちょっと困ったのは、インストールするパッケージはカテゴリーごとに20ほどに分類されているのですが、さてどれが実際に必要なんだろうと言うこと。
また具体的に何がインストールされるのかについてもあまり詳しい記載がありません。(多分私が見つけられなかっただけだとは思いますが)
適当にGame Machine、Multimedia Machine、X Window System、X multimedia support、Emacs、DOS/Windows
Connectivityなどを選んでみました。
指定し終わると、実際にインストールされるファイルの容量とインストールにかかる時間が表示されて、インストールが開始されます。今回、私の場合ですと159MBの25分くらいと表示されました。インストール自体は放っておくだけで自動的に完了します。
【X Windowシステム設定】
さてインストールが無事完了すると、続いてインストーラはX Windowのシステム設定のモードに入ります。
マウス、グラフィックカード、モニタ、グラフィックカード上のメモリ容量、クロックチップの種類、画面モード、(ネットワークカード)、タイムゾーン、(プリンタ)、パスワードと設定が続き、最後にいよいよLILOの設定にはいります。(私の場合、ネットワークカードとプリンタはとりあえずつながっていないので設定はパスしました)
【LILOの設定】
LILOとはLinux版ブートセレクタで、インストール先としてMBR、Linuxパーティションのブートセクタ、FDが選択できます。
MBRはまさにHDのMBR(マスターブートレコード)を書き換えてしまうため、万が一おかしくなってしまうとHDからDOSすら起動できなくなってしまうと言う危険性を伴います。
「Red Hat LINUX入門キット」ではFDへのインストールを勧めていますが、「PC UNIX活用教本導入編」を読んでからはLinuxパーティションのブートセクタへのインストールにチャレンジしようと言う気になりまして(^^)、覚悟を決めてLinuxパーティションのブートセクタを選択。
ここでとりあえずのインストール作業は完了し、(自動的に)再起動になります。
【SysmtemCommander設定】
が、自動再起動せず(^^;
電源をいったん切って再起動させたところ、最初にSysmtemCommanderが無事立ち上がりほっと一安心。
ただし案の定、Linuxが認識されていないので、メニュー上から起動可能なOSとして追加してから起動してみたところ、最初にLILOが立ち上がって
LILO boot: と表示されました。
ここでlinuxと打つことでちゃんとLinuxが起動するのが確認されました(^^)
【追記】
ちなみにLinux上からちゃんとSCSIカード(APA-1460A)経由で外付CD-ROMドライブ(PRD-650)が使えています。
また/etcにあるlilo.confというfileを編集し、なにも入力しなくてもLILO表示後2.5秒で自動的にLinuxが起動するようにしました。
●X Window Systemセットアップ
さて次にX Windowのセットアップですが、みごとにはまってしまいました。
全然うまく行かないんです。
Red Hat Linux 4.2のインストーラで自動的にセットアップした内容では、xinitで立ち上げると一応X Windowが立ち上がるものの、画面の右側と左側がかなり汚く表示され、カーソルを持っていくと突然その領域でカーソルが二つ表示されてしまいます。
と言うことでxf86configをviで開いてみたのですが、なかなか意味が分からないため、とりあえず他の設定プログラムを使うことに。
xf86configプログラムはテキストベースの設定プログラムで、Red Hatのインストーラで実行されるXconfiguratorよりは詳しい設定が出来るので、もしやと思ったのですが、何度設定を変えながら実行しても現象は変わらず。(あ、画面が全然映らなくなって焦ったことは何度か(^^;
)
Web上で見つけたTP230Cs用の設定ファイルを持ってきてそのまま使ってみてもエラーが出て駄目。気が付いた範囲でちょこちょこいじってもやっぱり駄目。
仕方なく、WebとかNiftyなどを調べてみたところ、どうやらTP230Csは標準の256色SVGAサーバを使用すると、この様な現象になるようで、XconfigのModeDBをいじってもこれは改善不可能で、対策としてはビデオチップ(cirrus
logic clgd6235)に対応したSVGAドライバソースにパッチをあてると言うことが書かれていました。ぎょっ(^^;
ちょっといきなり私には超難解な作業になりそうだと覚悟しながらパッチを当てる書類を探したところ、なんとRed Hat Linux 4.2がインストールしたファイルの中にそれがない。
/usr/X11R6/lib/Server/Drivers/vga256/cirrus/cir_driver.c
私の環境ではServerディレクトリ自体が無いんですね。もちろんHD上をファイル検索しても/Serverもcir_driver.cは見つからず。
ただこのパッチの件で、Niftyのfunixのライブラリに「ThinkPad230Cs専用XF86_SVGA」が登録されていたので、これはラッキーとこれに含まれるカスタマイズされたXF86_SVGAに入れ換えてみたのですが、設定ファイルのどこがおかしいというアラートが表示されるばかりで、設定ファイルを分かる範囲でいじってもいまだ立ち上がらず。
もしかしてちょっと古い(95年頃)のLinuxをインストールすれば手順に従ってパッチ当てできて使えるようになるのかな。それともSVGAサーバを使わずにVGAサーバだけを使うようにすればこの問題は出ないのかな。(ただし設定ファイルの内容を十分に理解していじっているわけではないので(^^;、私には難しいかも)
さてここでしばらく試行錯誤の時間が経過します...
このThinkPad230CsでX Windowが乱れてしまう件ですが、xf86config設定をいろいろ試している過程で、一度エラー表示でVGA16サーバのドライバが無いと言われて、そういえば今回の画面の乱れはS_VGAサーバ(XF86_SVGA)を使うために起こると言うことのようなので、それならVGAサーバを指定したらその問題を回避できるかもと思い、HD上を探すもXF86_で始まるファイルは見つか
らず。どうやらRed HatのインストーラがSVGAしか組み込んでなかったようです。
ただCD-ROMからマニュアルにてサーバプログラムを組み込む方法がまだ分からないため、Red HatのパッケージマネージャRPMを使うことに。
画面が乱れたX Window上でもとりあえずはマウス操作は可能なので、まずCD-ROMをマウント処理した上でX Window上でRed
Hatのパッケージマネージャを立ち上げて、XFree86-VGA16やXFee86 3.2-9など標準インストールで入っていなかったパッケージを次々とインストール。
さすがPRMはGUI環境で簡単なインストール/アンインストールを実現しているだけの事はあって、作業は本当に簡単(^^)
で、適当に思いついたパッケージをインストールしてから、さてではもう一度xf86configで設定をやり直し。
ただ、最後の表示でまたもやサーバはSVGAが指定されていたような...、うーん、また駄目か...、と思いつつxinitを実行してみたところ、なんと今回は乱れのないくっきりした表示が!
やった〜(^^)
と言うことで、VGAサーバをインストールしたのが功を奏したのか、またそれ以外のファイルが効果があったのか良く分かりませんが(^^;、一応表示は直ったようです。
やっと気持ちを落ちつけて眠れそう(^^)
ただ仮想800*600画面になっていて、スクロールはスムーズなものの、ちょっと使いにくいなあと感じるのも確か。640*480固定でVGAサーバで動いてくれな
いかなというのが今後の課題ですが、とりあえずは今はX Windowsの設定との格闘にちょっと疲れましたので、これからは日本語化とかネットワーク環境の整備の方に入っていきたいと思います。
【追記】
仮想800*600画面の件ですが、XF86Configの中で「Virtual 800 600」となっているところが2ヶ所ありましたので、これをコメントアウトしてみたところ、VGAサイズでX
Windowが立ち上がるようになりました。
●日本語環境整備
さて続いて日本語環境を導入しようと、JE 0.9.7の手順に従いezinstを実行して、ルールを選択してから適当にMULEとCANNAを含んでいくつかパッケージを選択。続いてインストールの実行。
installはだんだんと実行されていくのですが、最後?に
ls: *.s: No such file or directory
の表示で止まってしまい、「何かキーを押して下さい」と言われてキーを押すと、インストールメニューへ戻ってしまい、終了を選択すると「変更されたパッケージリストが保存されていません」と言われてしまいます。
これってどうしたらいいんでしょうか?
実は思い当たる節としては、一番最初にJE 0.9.7をインストールしようとした際、あまりに沢山のパッケージを選択しすぎて、インストール途中でHDが満杯になってエラーとなってしまったんです。
これが何か悪影響を与えているんでしょうか。
ゲーム類とか不要と思われるものを削ってHDに空きを作って再度インストールにトライしているのですが、それ以降いつも途中でエラーになってしまうみたいです。
ただし、例えばkonを実行してから日本語マニュアル等をviで開けばちゃんと日本語表示されますし、またエディタのjvimを立ち上げてctrl
+ 0 or @を実行することで日本語が入力できるモードにはなってひらがなだけは入力出来ますので、途中まではインストールはされているみたいです。
でも漢字変換しようとSpaceを押しても「Canna:nbusetsu=-1」と表示され漢字は出てきません。
きっとCANNAあたりがうまく入っていないような気がします。
ここで試行錯誤の時間が経過...
ちょっと勘違いしてました。
この部分は普通にインストールが完了してもそうなるみたいですね。
いずれにせよ漢字変換がうまく出来ないのと、あとJEでインストールしたはずのmuleも、起動しようとすると
mule:can't load library 'libcurses.so.1'
と表示が出て起動してくれないのもあって、きっとこれは最初のインストール時にHDの空きがなくなったせいでどこかおかしくなってしまったに違いないと思い、またもともとLinuxに割り当てていたHDも200MBでは手狭なことも分かってきましたので、今朝思い切ってパーティションの割り当てを変更した上で再度Linux
& LEのインストールをしてしまいました。
さすがに2度目になると、とまどうことも減りました(^^)
で、JE0.9.7のインストールもmuleやcanna関係を中心に問題なく終わり、さてではmuleを立ち上げてみようと見ようとすると、またもや
mule:can't load library 'libcurses.so.1'
の表示が...
何かインストールでもれている項目があるんだろうか。
それとも私の何か単純な設定ミスか。ふう。もう少し調べてみなくては。
RedHat Linux入門キットに記述されている.bash_profileでのLANGの指定、muleでの.emacsの追記等はちゃんとしたつもりです。
また日本語入力の方も相変わらず漢字変換が出来ません。
例えばkon(日本語VGAコンソール)→JVIMを立ち上げた状態ではctrl+0で日本語入力モードに、またX Windows→kterm→JVIMを立ち上げた状態ではctrl+半角/全角で日本語入力モードになるのですが、相変わらず漢字変換しようとspaceを押すと
Canna:nbunsetsu=-1
と表示が出るばかりで変換が出来ません。
こちらも何か設定が足りないんだろうな。
結構難しいです(^^;
またまた試行錯誤の時間が経過...
私がインストールしたのはRed Hat LINUX入門キットに従ってJE0.9.7を入れましたが、確かに1枚目のCD-ROMにこっそりと(それよりバージョンの新しい)JE0.9.8aが入っていました。いろいろと中身も替わっていそうでしたので、いろいろといじるよりはこっちを上書きインストールしてしまえとインストールしたところ、やっと
mule:can't load library 'libcurses.so.1'
のアラートから解放されることが出来ました。もちろんmuleもしっかりと立ち上がってくれています(^^)
さてmule上でcannaを使った日本語入力も一応出来るようになったのですが、ちょっとまだうまく設定が出来ていない点があるので、分かりましたら教えて下さい。
muleで(シェル上でもX Window上でも)、Escキーを押してからxキーを押し、カーソルキーがウインドの最下段に移った状態でcannaと入力してenterする事で「『かんな』を初期化しています....done」と表示が出て、日本語変換が出来るようになりますが、そうしないと日本語入力が出来ません。
入門キットに従い、~/に.emacsというファイルを作成してそこに以下のように(意味も分からず)記述しているのですが、もしかしてこれがうまくないのかも。
(if (and (boundp 'CANNA) CANNA)
(Progn
(load-library "canna")
(canna) ))
またmule以外のエディタ、例えばjvim等で日本語を入力しようとctrl+0で日本語入力モードにしても、漢字変換時に変換文字が消えてしまうか変に文字化け(\^_^Ft"みたいな感じ)してしまいます。ひらがなで漢字変換しないものはちゃんと表示されています。
もう一つ、X Window上でmuleを立ち上げると、なぜかmuleのウィンドウがモニタから(仮想スクリーンの一番上からも)ちょっとはみ出てしまって、メニュー操作が出来ません。
これってどうすれば直せるんでしょうか?
とりあえずウインドウの位置やサイズ変更は可能なのですが、できれば最初からちゃんとした大きさで表示されて欲しいです。
【追記】
その後、以下多くの方からのアドバイスにより解決した内容を報告します。
cannaですが、結局.emacsを
(load-library "canna")
(canna)
の2行だけにしてみることで、日本語変換が出来るようになりました。もしかすると最初の記述内容に何か初歩的なミスがあったかもしれませんが。
次にX Window上でmuleを立ち上げた際のウィンドウのサイズの問題ですが、とりあえずmuleの起動時にmule -geometry
70x20(横70字、縦20行の意味)と指定する事で、ちゃんとモニタの中に入るサイズでmuleのウインドが開くようになりました。
またmule上の標準の文字のサイズですが、muleはデフォールトで16pointでちょっと大きめですので、ctrl + 右ボタンのポップアップメニューでMiscから7x14を指定して14pointに落として使ってみました。本当は設定の書き換えすれば良いのでしょうが。
【Red
Hat Linux 7.2Jインストール記】
2002年4月末、古い自作DOS/V機にRed Hat Linuxをインストールしてみましたので、簡単に報告してみたいと思います。
インストールしたRed Hat Linuxはその時点で最新版である7.2Jです。書籍(秀和システム「Red Hat Linux7で作るネットワークサーバ構築ガイド」に付属していたFTP版を使いました。
自作DOS/V機は4年ほど前に組み立てたもので、マシンスペックは
CPU MMXPentium 233MHz
チップセット VIA Apollo VPX
ビデオ Trio64V2/DX VRAM1MB
ネットワ−ク 3COM 3C509B
RAM 64MB
と、もうみんな数世代ほど前のスペックなのですが、でもLinux上で動作させるプログラム(PHP & PostegreSQL)の開発環境用にならまだまだ使えるはずと再構築してみることにしてみたものです。
インストールですが、Red Hat Linux 7.2J FTP版のCDから起動させるとインストーラの起動画面が表示されますので、あとは指示に従って設定していく形となります。
グラフィカルモードを選択すると、次にGUIインストーラのAnacondaのインストール設定画面が表示されますが、このグラフィカル表示の画面はマウスで設定出来るなど操作性も非常に良く、またずいぶんと見栄えも良くなっていてちょっとびっくりです。
インストール時の言語選択、キーボードの設定、マウスの設定と進み、続いてインストールの種類を選択する画面が表示されます。ここではカスタムのインストールを選択します。他のワークステーションやサーバ、ラップトップでは、インストールされるパッケージやパーティションの操作がどうなるのかちょっと不安だった為です。
続くディスクパーティションの設定ではGUI操作のDisk Druidを使って設定するを選び、内蔵HDDの空きエリアのうち2GBをext3に、96MBをswapに割り当てます。
次のブーロローダの設定ではLILOでなく(書籍で推奨されていた)GRUBを使用してみることにしてみました。
ファイアウォールの設定は、とりあえず外部公開することはなく内部でいろいろいじりたいのでファイアウォールなしにチェック。選択肢としては他にセキュリティレベル「高」「中」があります。(インストール時にセキュリティ上の設定が出来るのは確かに便利かも)
その後いくつか設定画面を経て次に、パッケージグループの選択画面となります。今回選んだパッケージは以下。
デフォルトでチェックされていたもの
プリンタサポート、旧X Windowシステム、X Windowシステム、GNOME、マルチメディアサポート、ネットワークサポート、ダイアルアップサポート、メッセージウェブツール
追加でチェックしたもの
Windowsファイルサーバ、Anonymous FTPサーバ、SQLデータベース、Webサーバ、DNSサーバ、Emacs、ソフトウェア開発、Windows互換/相互運用
最後、Xの設定でビデオカードを選択する画面となり、S3 Trio64V2(Generic)を選択します。
ここでインストール準備完了の表示が出て、パッケージインストールが始まります。私の場合は1290MBと表示され、結局55分ほどインストールに時間がかかりました。CPUもCD-ROMも遅いせいでしょう。
パッケージインストール終了後、最後に接続モニタの設定とX設定のカスタマイズ画面が表示され、これでインストールは完了となります。
そして再起動後、無事Red Hat 7.2JがXで起動してくれました。
実はそのあと、X設定をいろいろといじってしまった事からXが起動しなくなってしまい、xf86config等でいろいろ設定をいじってみたものの元に戻らず、結局もう一度インストールしてしまったのはおまけです(^^;