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[2004/08/23] 山はいいなあ

 私が山に登りはじめたのは20代の後半になってからでした。もう20年近く前になります。それ以前に山に登ったのは高校生の時の八ヶ岳の赤岳登山が最後でしたし、その時はとても苦しい思いをしていやな思い出しかなくて(^^;、山に登って何が楽しいんだろうという思いしかありませんでした。
  でも20代から始めたキャンプでアウトドアの楽しさを知る様になり、やがて山にも登ってみようかなと思う様になっていったのでした。その辺のくだりは以前に「私がアウトドアにはまった訳」に書いたとおりです。
 そしてまずはじめに登ってみたのが地元の八ヶ岳の赤岳でした。その時は美濃戸から入って赤岳に登る日帰りの登山でしたが、しんとした森の中を歩くのも、また険しい岩だらけの急登をよじ登るのも何もかも新鮮でした。また山のすばらしい景色とおいしい空気もさることながら、何よりそれを見ながら山頂で飲むビールのうまさにすっかり魅了されてしまったのでした(^^;。
 次に同じく八ヶ岳の赤岳から麦草峠まで縦走する1泊2日のテント泊の登山を計画してみました。この時は単独行だったので地図だけを頼りに初めての山を歩き、岩場や鎖場はかなり怖かったですがなんとか縦走することが出来たのですが、その時縦走の面白さというものも初めて知ったのでした。
 それ以来、毎年夏には八ヶ岳や北アルプス、南アルプスを数日かけて縦走し、冬は正月に八ヶ岳に登ると言うことを繰り返してきました。毎年平均して4回は山に登っていますので、今までにトータルでは70回ほどは山に登ったことになるかもしれません。

 その中でも一番多く登っている山はやはり地元の八ヶ岳になります。西岳だけはなぜかまだ登っていませんが、それ以外は編笠山から蓼科山までいろんなルートで何回となく登っています。山を始めてから平均すれば年に2回ほどは登っていると思いますので、もう40回近くは登っていることになります。ちなみにそのうち冬季は13回ほどで、赤岳、硫黄岳、天狗岳、北横岳に登りました。
 八ヶ岳の特徴はアプローチがしやすいこと(山がそんなに深くない)、天狗岳を境として南と北とで全く雰囲気が異なることでしょうか。天狗岳から北は、深いちょっとひんやりした森の中の散策という、北八独特の山の雰囲気が楽しめますし、天狗岳から南は主峰赤岳(標高2899m)を中心としてダイナミックな岩綾の稜線歩きが楽しめます。
 八ヶ岳で一番人気と言えば、硫黄岳、横岳、赤岳をぐるりと回るコースだと思いますが、人気コースゆえシーズンともなれば人も多いのが玉に瑕です(^^;。ところで人の多い赤岳から南に歩を進め権現岳に向かうコースに入ると行き交う人もかなり少なくなります。でもこちらもアルペンムード満点のダイナミックな山歩きが楽しめる私のお気に入りのコースです。
 このように八ヶ岳も場所によって趣も異なり、また季節によってもだいぶ雰囲気が変わりますので、場所や季節が変われば何回行っても飽きると言うことがありません。

 北アルプスは槍穂高を中心に何度も縦走しました。一番最初に北アルプスに登ったのは上高地から入って涸沢、北穂、奥穂、前穂、上高地というコースでしたが、山の深さ、そして何よりその岩ばかりの世界に驚かされました。転がり落ちそうな岩登りの連続で、ああ、これが北アルプスなんだと感銘を受けました。
 想い出に残るコースとしては、燕岳から槍穂高へ歩いた表銀座コース、高瀬ダムから登って双六・槍穂高と歩いた裏銀座コース、上高地から槍へ直接登ったコース、燕岳から常念・蝶ヶ岳・大滝山と歩いた新銀座コース、白馬三山から唐松岳・五竜岳・鹿島槍・爺ヶ岳とあるいた後立山縦走、白馬大池からの白馬三山縦走などがあります。

 南アルプスは北アルプスほど行っていないのですが、北岳、甲斐駒、仙丈、鳳凰三山を中心とする南アルプス北部に4回ほど、荒川、赤石、聖を中心とする南アルプス南部に2回行きました。南アルプス南部はとにかく山が深く、登山口にたどり着くだけでも丸1日かかる場所もあるなど、アプローチが悪いのも特徴の一つで、その分北アルプスなどに比べると人が少なく、静かな山歩きが楽しめるとも言えます。また一つ一つの山が大きく、縦走と言っても一つの山を登ったらいったん谷におり、再び登り返すという感じになります。そして比較的穏やかな山が多く、岩綾をよじ登るという様な部分はあまりありません。
 想い出に残るコースとしては、北沢峠からの甲斐駒・仙丈、夜叉神峠から鳳凰三山縦走、広河原から北岳・間ノ岳・塩見岳縦走、椹島(さわらじま)から千枚岳・荒川岳・赤石岳縦走、もう一度椹島から千枚岳・荒川岳・赤石岳・聖岳縦走などがあります。

 こうしてみると今まで結構いろんな山に登ってきてはいますが、でもまだ他にも登ってみたい山も沢山ありますし、またもう一度登ってみたい山も沢山あります。なかなか数日に渡る登山の日程を確保するのは困難になりつつある今日この頃ですが(^^;、でもこれからもマイペースで山に登って行きたいと思っています。
 やっぱり山はいいなあ。そして山頂で飲むビールに乾杯。