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[2001/08/10] 危機一髪・サーフィン編

 20代後半から30代前半にかけて、毎年夏になると何回かサーフィンをしにはるばる愛知県の伊良湖まで行ったものでした。
  サーフィンは波と戯れるスポーツですから、常にある程度の危険とは背中合わせなのですが、でもある年の夏の事、実際に危うくおぼれかけましたので、ちょっと反省も含めて(^^;、その時の事を紹介してみたいと思います。

 いつ頃かというのはもう覚えていませんが、季節的には確かそれは7月頃だったように思います。 いつものようにロングボードを車にのっけて伊良湖にサーフィンをしに行ったのですが、その時はちょうど南の方に台風が来ていて、結構大きなうねりが伊良湖にも届き始めていました。
 普段の伊良湖は場所にもよりますが、波の高さは腰から肩、時に頭くらいといったイメージが強いのですが、その時の波は2m以上はあったと思います。 私自身はそれまでに2m位の波は何度か経験していましたので、その時も特に恐怖感も感じることなくチャレンジ精神のみでボードを抱えて海に入っていきました。
 サーフィンは波がブレークしている地点のもう少し先まで出ていってそこで波待ちをし、良い波が来たらパドリングで勢いをつけてその波に乗るのですが、さすがに2mクラスの波だとビーチ際の波のブレークがきつく、ボードに乗ってパドリングでそのブレークゾーンを越えるのがまず一苦労になります。一つの波がブレークしてその次の波がブレークするそのあいまに必死にパドリングして、一度だけなんとかブレークゾーンを突破出来、ボードにまたがって波待ちしながらほっと一息つきます。
  それにしてもその時ののうねりは過去に経験が無いくらいの大きさで、大きなうねりが来るとまるで小さい丘が一つ動いてくるかのような錯覚に陥るほどでした。その大きなうねりはそのボトムからトップで3m位はあったと思います。
  波待ちしていると、波で一気にぐーっと持ち上げられて続けてすーっと落とされて、半分船酔い状態で結構気分悪かったです(^^;
  さて沖の方からちょうど良さそうなうねりが来ましたので、その波に乗ろうと岸の方を向いて必死にパドリングして勢いをつけようとしたのですが、乗り遅れてちょうど波がブレークする寸前に波の頂上からふと真下をみると、まさに2階の窓から地面を見下ろしたみたいな感じとなってかなりな高度感を感じ、正直相当にびびってしまいました。これに巻かれたらものすごいもみくちゃにされるんだろうなという恐怖感と共に。

 結局このサイズの波は私にはちょっと無理と判断し、岸に向けてパドリングをし出した時の事です。 後ろからいきなりド〜ンと大波のブレイクをくらい、波の中をぐるぐると巻かれてしまいました。
  まあサーフィンをしていると波に巻かれるのは日常茶飯事ですので、その時もああやられたなと言う位の感触で体を丸くして波の抵抗を減らし、波が通り過ぎるのを待って水面に顔を出します。 ちなみに波に巻かれた時、手や足をばたばたさせるのは波に対する抵抗を高めていつまでも巻かれてしまう危険性がありますので、今のように膝を抱えて丸くなって波が通り過ぎるのを待つ様にしています。
  大きい波ですと10秒から20秒ほど巻かれている事もありますが、でも30秒以上は巻かれる事は絶対無いはずだからと信じて波が通り過ぎるのを待つのですが、その時も多分15秒くらい巻かれていると波が通り過ぎましたので、水面に顔を出して息をしようとしました。
 その瞬間です。次の波のブレークをくらってしまったのは。
 息をする間もなく、再び洗濯機の中のようなぐるぐる状態に再突入です。ただまだしばらくは息が続きそうだったので、また体を丸くして波をやりすごし、やっとの思いで海面に顔を出して息をしようとしました。
  その時です。運が悪い事にまたもや3回目のブレークがやってきて、息をする間も無く再びぐるぐる巻きにされてしまったのです。さすがに今度ばかりは息が苦しくなって、途中から必死で水面に出て息をしようともがいてしまい、おかげで数回転ほど余分に回されてからやっと水面に浮上して久しぶりに息をする事が出来ました。 多少水も飲んでしまったようです。

 それまでもたまに2回連続でブレークに巻かれる事はありましたが、3回連続で巻かれたのはこれが最初で最後だったように思います。 多分あともう1回続けて波に巻かれていたら確実におぼれていたと思います。
  3回目もかなり危ない状況には間違いなかったですし、やはり波が大きい時は自分の実力に合わせて状況判断をきちんとしないといけないなとつくづく感じました。