ようこそ、あなたは 人目のお客様です。( Since 1999/2/2)
本日のアクセス数: 昨日のアクセス数:

トップページ

情報室
IT資格情報
所有資格
実験室&作品展示室
談話室
遊戯室
趣味の部屋
購読雑誌紹介
プロフィール
雑記帳
気ままにブログ

業務紹介
 ・会社案内
 ・業務内容
 ・サポート料金表
 ・使用機器
 ・主な業績

メ−ル送信
備考
ページ毎アクセス集計
サイトマップ

四万十川カヌー(2005年4月)

日にち:2005年4月29日〜5月4日

場所:高知県

コース:江川崎 カヌー館前→岩間キャンプ場(テント泊×2泊)→四万十川カヌーとキャンプの里かわらっこ前の河原(テント泊)→中村 四万十川橋

天気:30日晴れ/曇り、1日雨、2日曇り、3日晴れ

2005年のゴールデンウイークは祝日の関係で連休が取りやすかったこともあり、思い切って念願の四万十川に家族で行ってみることにしてみました。ちなみに私が最初に四万十川に行ったのはもう15年ほど前の1990年のことで、その時は土佐昭和から中村の河口まで下り、その翌年にももう一度行き、確か十川から中村まで下った記憶があります。(その際の様子は雑記帳の方で紹介しています) 従って私自身は今回で3回目の四万十川となります。家族で行くのはもちろん初めてです。

さて四万十川ですが、四国の西の方を流れていますので、長野県から行くにはかなり距離があり、どういう風に行くか悩んだのですが、同乗者の負担を考えて今回は大阪・高知間は往復ともフェリーを使い、夜は寝て行くことにしてみました。
フェリーの出発時刻までに大阪に着けば良いので、4月29日は午前10時30分頃に買い物をしつつ、茅野を出発します。大阪までのコースは中央道→名神→東名阪自動車道→名阪国道(R25)→西名阪自動車と行きましたが、名阪国道が高速並みの良い道で思いのほか快適でした。東名阪自動車道の亀山ICを出る際に渋滞があって30分ほどのろのろしてしまいましたが、それ以外はほとんど渋滞も無かったです。午前中に名神の小牧一宮方面の下りが渋滞30kmと出ていたのですが、その辺を通過する午後1時頃には渋滞は解消されていました。
大阪のフェリーターミナルには午後6時前には着き、ゆっくりと手続きなど行うことが出来ました。

高知行きフェリー(大阪高知特急フェリー)の出航時刻は午後9時20分。客室は一番安い雑魚寝の2等でしたが、ゴールデンウイークと言うこともあってものすごい混雑でした。通路やロビーにも寝ている人が溢れ、人によっては甲板に出て寝ている人すらいました。連休中の混雑を甘くみてしまいました(^^;。

とりあえず私たちは早めに並んでいたので、なんとか狭いながらも寝る場所を確保出来、船に揺られて高知へ向かったのでした。
朝、起きて甲板に出てみると、海からちょうど太陽が出てきたところでした。

高知到着は30日の朝、6時45分でした。
高知港からは再び車に乗り、R56を西に進み、窪川でR381に入ります。R381はほぼ四万十川の上流の川沿いを行く道で、まもなく四万十川が見えてきます。ただ、上流だからと言うこともあるかも知れませんが、水は予想外に少なかったです。昨日から現地に入っている、今回一緒に下る仲間からの連絡でも、今回の四万十川が水が少ないと言われていたのですが...。

なお上の写真でも欄干の無い低い橋が映っていますが、これは沈下橋と言うもので、四万十川にはいくつもかかっています。増水した時は水の中に沈んでしまう橋で、水の抵抗を減らし、ものが引っかかったりしないように欄干が無いとのことです。
川の水は少なく、とてもこの辺はカヌーでは下れないという場所が多かったですが、水は結構きれいでした。道路の上からも川の中を泳ぐ魚が見えるようで、時々子どもたちは魚がいると声を上げていました。


(クリックすると800×600pixelの画像が見られます)

次の写真は土佐大正手前の道の駅「四万十大正」で休憩した時のものです。

ここからは地名に「轟」という名前が付く場所が多いことからも分かるように、四万十川は激流地帯に入りきびしい瀬が連続するようになります。なお今回下る予定の中流域の江川崎から下流は、逆に瀬がほとんど無い穏やかな川となります。
次の瀬の写真は、多分「二双の瀬」。小さい滝のように水流が狭い岩のコースに流れ落ちています。


(クリックすると800×600pixelの画像が見られます)

次の写真は三島の中州の合流地点の「轟の瀬」あたりと思われます。(私自身この上流の激流地帯は下ったことがないので、瀬を見ても名前がよく分からず(^^;、一応カヌーガイドで調べてみて、そうではないかと推測しています)


(クリックすると800×600pixelの画像が見られます)

すぐに土佐昭和の町に入りますが、ここは私が初めて四万十に来た時に列車から降りて下り始めた思い出深い場所です。なお土佐昭和から下流もまだ瀬は続きますが、それまでほどの険悪な瀬はほとんど無くなり、ツーリング派カヌーイストでも下りやすい川となります。
次は(多分)昭和大橋の上から上流側を撮った写真。


(クリックすると800×600pixelの画像が見られます)

次は同じく昭和大橋の下流側を撮ったもの。今日は水が少ないため、このあたりの瀬ではファルト系やカナディアンでは漕行不能と思われます。

次は四万十上流域の典型的な風景です。人工物がほとんど見えない山間を流れていきますが、岩が結構ごつごつある川原+玉砂利の広い川原です。


(クリックすると800×600pixelの画像が見られます)

十川に入って目に飛び込んでくるのは、谷を渡るたくさんの鯉のぼりです。5月の十川の風物詩ともなっているもので、私が初めて来た15年前にもありました。なお十川の町に入る手前に浅い、岩が点在する瀬があります。


(クリックすると800×600pixelの画像が見られます)

R381ですが、江川崎に近づくにつれて、所々で車一台分の幅しかない林道に近い道になってしまい、時々やってくる対向車とのすれ違いには苦労させられました。なお江川崎から中村方面に向かうR441も一部は同様な感じでした。
先発隊がキャンプしている四万十川中流域の江川崎のカヌー館には、なんとか午前10時ちょっと過ぎくらいに到着しました。次の写真は西土佐大橋の上から撮ったもの。最初は上流側。江川崎から四万十川はこの様に幅が広くゆったりした流れの川となり、カナディアンカヌーでも心配なく下れる川になります。ここでは沢山のカヌーを見ましたが、振り返ってみると今日、川を下っているカヌーを見たのはこれが初めてだったかもしれません(^^;。


(クリックすると800×600pixelの画像が見られます)

橋の下流側には中州があって、流れが左右に分断されています。ちょっと浅くはなりますが、左側の流れを行くのがセーフティールートです。

橋の向こう側には、先発隊がキャンプしているカヌー館が見えています。

明日が天気が悪いという天気予報になっているため、皆で今日下るコースを相談した結果、今日はここから8kmほど下流の岩間まで下ることに決定。そしてキャンプ道具等は車に積んで岩間に置いてくることとして、今日は身軽で下ることにします。とりあえず駐車場に車を(勝手に(^^;)入れさせてもらい、カヌーを降ろしてから、そのまま車を岩間まで置きに行ってきます。(車は3台あるので、3台で下流に行き、1台で戻ってくる形)
その間中、子どもたちは水着に着替えてずーっと川に入って泳いだりしていた様です。
さて戻ってきて西土佐大橋の近くにあるスーパーで買い物を済ませた後、いよいよカヌーで出発する準備を始めますが、それにしても薄曇りといった天気ながら気温が高く、まるで真夏の様に汗だくとなってしまいました。

買ってきたお弁当を食べてから、いよいよ出発です(^^)。今回下るメンバーは3家族、大人6人、子供4人、犬2頭でカヌーは4艇です。私の家族4人はいつものアリーのカナディアンです。
出発は午後2時近くでした。

しばらくのんびりと下って行ったのですが、一ヶ所の浅い瀬でアクシデントが発生しました。瀬の真ん中辺に水面すれすれに岩がいくつか出ていたのですが、上流側からはその岩に気が付きにくく、先頭を行っていた私のフネは直前に岩に気が付いて避けることが出来たのですが、後続の2艇が間に合わず岩に乗り上げてしまいました。水量もないので転覆というほどのことはなかったのですが、後から思えば今回のツーリング中で一番大きな事故(^^;となりました。

次の写真は津大橋。


(クリックすると800×600pixelの画像が見られます)


(クリックすると800×600pixelの画像が見られます)

途中で休憩しつつゆっくりと下っていきます。
やがて前方に今日のキャンプ場所である岩間の沈下橋が見えてきます。岩間着午後5時くらいでした。


(クリックすると800×600pixelの画像が見られます)

岩間の沈下橋の下流側の右岸の川原に上陸し、先に置いてあった車からキャンプ道具を降ろしてテントの設営をします。下の写真で一番右の大きいテントっぽいものはコールマンのドーム型スクリーンタープで、今回タープ代わりと寒さ対策で持ってきたものです。「B.C. タープ」の古いモデルで重さは約6kg。風がある時はスクリーンがあるだけでだいぶ寒さが違うので、今回は単なるタープでなくこれを持ってきたのですが、それなりに役に立ちました。ただ10人入るにはちょっと狭かったのも事実です(^^;。(さすがに私が持っている一番大きなスクリーンタープであるコールマンの3ポールスクリーンタープは、サイズと重量の面で絶対にカヌーに積めないと思い、持ってきませんでした)

ちなみにこれは旧西土佐村が川沿いに設置してくれている無料のキャンプ場(トイレと水場有り、ただし駐車スペースは狭い)のひとつで、これと同様な無料のキャンプ場は、ここ以外にも江川崎、網代(津大橋ふもと)、口屋内、中村にもあるようです。(今回ツーリングに活用した「全国リバーツーリング55マップ」というガイド本に載っています)
ここに設置されているトイレもログハウス風のきれいなものでした。
さて30日の夜は、私は飲み過ぎたのと運転疲れが出たせいか、夕食のバーベキューを始めて間もなく完全にダウンしてしまいました(^^;。その夜から雨が降り始めたようですが、全く気が付きませんでした。
1日の朝には雨はいったん止んだのですが、その後再び本格的に降りだし、結局その日はカヌーせずにここで停滞することにしました。雨はその後夕方まで降り続きました。
また上流でも雨がかなり降ったようで、ダムの放流があるので注意するようにとのアナウンスもありました。うーん、明日以降の川がどうなってしまうか心配です。
夕方には雨が上がったので、買い物がてら江川崎までお風呂に入りに車で行きます。次の写真はカヌー館のちょっと上にある西土佐村山村ヘルスセンターです。入浴料は大人300円。

その夜も気温自体はかなり高めだったため、夕食のバーベキューはスクリーンタープの外で行いました。(スクリーンタープだと熱が中にこもってしまうため)今回は折りたたみ式のテーブルに折りたたみのイス、そしてバーベキューコンロなどを一通り持ってきていましたので、カヌーのキャンプといっても普通のキャンプを楽しむことが出来ました。以前だとカヌーのツーリングにはイスやテーブルは持ってこなかったのですが、やはり河原の石の上に座って過ごすよりはイスがあった方が全然快適です。

さて2日の朝、起きてテントから顔を出してみると、川はまだかなり増水状態でがっかります。水もかなり濁っています。多分ダムの放流の関係なのでしょう。水位としては一昨日と比べると1mちょっと増えたと感じました。岩間の沈下橋での水位を一昨日の写真と比較してみるとよく分かると思います。天気予報では今日は曇り。なんとか雨だけは上がった様で、それだけは救いです。

今日明日のカヌーですが、これから車を下流に置きに行きつつ川の下見をして最終判断するものの、増水しているとはいえ濁流というほどのことはなく、逆に瀬もほとんど無くなってしまっているだろうということで、とりあえずあと二日間で約30km下流の中村まで下ろうと言うことになり、下見しつつ、車を下流に走らせていきます。
途中で川を下っているカヌーもぽつぽつ見かけるようになり、また川も増水で危険になっているという箇所は特に無さそうでしたので予定通りで行くことにし、車を中村の最初の橋、四万十川橋の近くにある駐車場に停め、買い出しをした後、再び岩間に戻ります。
今夜は車は無いためにキャンプ道具も全てカヌーに積んで下っていく形となり、沢山の荷物をカヌーに積み込みます。

おかげで準備に手間取り、スタート出来たのは午後1時半でした。またその時間になると、川も若干ですが水量が減ってきたように感じました。ただ水の色は薄茶に濁っていて、とても清流四万十川の面影はありません(^^;。空も曇り空でいまいちさえませんが(^^;、まあ仕方ありません。
次の写真はすぐに見えてきた茅生(かよう)大橋 。


(クリックすると800×600pixelの画像が見られます)

次の写真は口屋内の沈下橋。川原でキャンプしている人が大勢いました


(クリックすると800×600pixelの画像が見られます)

次の写真は鵜ノ江の沈下橋。

午後4時半、やっと今日のキャンプ予定地の四万十川カヌーとキャンプの里かわらっこ前の川原が見えてきます。ここでも川に鯉のぼりを渡してありました。

かわらっこですが結構大きなオートキャンプ場で、カヌースクールも盛んなようで川原に沢山のカヌーが置いてありました。

受付まで行ってみると、オートキャンプ場として設備も整っている分料金もそれなりで参ったなあと思っていたのですが、聞いてみたらカヌーで川原でキャンプする分には料金は不要で、トイレも水場も使ってもらって良いですよと言われたため、安心して川原でキャンプをすることが出来ました。

今日は夕方からちょっと風が涼しくなり、スクリーンタープがありがたかったです。さすがに毎晩続けてバーベキューだと飽きてきたので、今日の夕飯はメインは豚汁にしました。暖かい豚汁をたっぷりといただきます。
そして夜にはヘッドライトを持って子どもたちと水辺にテナガエビを探しに行きましたが、残念ながら今回は見つけることが出来ませんでした。
次の写真は翌朝撮ったかわらっこの建物と、オートキャンプサイトの写真です。各サイトには水場も用意されていました。

カヌーツーリングの最終日の3日は朝から雲ひとつ無い快晴の良い天気でした。今回のツーリング中でこんな良い天気は初めてです(^^;。
次の写真はキャンプ場所から川の上流側を撮った写真です。水もかなり引き、濁りもだいぶ取れてきました(^^)。


(クリックすると800×600pixelの画像が見られます)

出発は10時半でした。出発前に全員集まって記念撮影をします。

それにしても青空と太陽の光にきらめく水面と、本当に心躍らされる風景です(^^)。


(クリックすると800×600pixelの画像が見られます)

次は高瀬の沈下橋です。


(クリックすると800×600pixelの画像が見られます)

次は三里の沈下橋のちょっと手前あたりで休憩して昼食を取っている時のもの。


(クリックすると800×600pixelの画像が見られます)

実はあまりの天気の良さについついのんびりしてしまい、その後大変な目に遭ってしまったのでした(^^;。
昼食後午後1時頃から再び下り始めたのですが、その直後から川下側から吹いてくる風が上がってきてしまい、漕がないと前に進まない位の状況になってしまったのでした。写真を撮ろうとデジカメを取り出して撮っている間に、フネの向きが後ろを向いてしまうくらいでしたから。ここから2時間半は風との戦いで本当に苦しめられました。(私の方は今夜発のフェリーの予約をしていて、それに間に合わせるためには中村に遅くとも午後4時には着かないとまずかったため)


(クリックすると800×600pixelの画像が見られます)

次の写真は佐田の沈下橋です。四万十川の沈下橋としては最下流のものとなります。中村に最も近い分、観光客も多く訪れていて、橋の上には写真を撮っている人が大勢いました。


(クリックすると800×600pixelの画像が見られます)

佐田の沈下橋を過ぎると周りの山もずいぶんと低くなり、平野部に出てきたことが分かります。周りの山が切れて町に出るとそこが終着地点の中村です。最後のこの直線状態は漕いでも漕いでもなかなか進まず(というか川が広すぎて前に進んでいる感覚があまり無い)、精神的にかなり疲れました。


(クリックすると800×600pixelの画像が見られます)

四万十川橋到着は午後3時半ちょっと前でした。
一緒に下りました皆さん、本当に最後の日の午後はお疲れ様でした。
カヌー等を車に積み込んだ後、私たちはそのままフェリー乗り場の高知へ向かいました。中村発午後4時半でした。ただ高知方面に向かう国道56号が部分部分で渋滞し、一時はフェリーの出発時刻に間に合わないのではとも思い始めたのですが、午後8時には何とか無事フェリー乗り場に到着することが出来ました。
次の日は大阪から信州へただ帰るだけでしたので、途中で三重の伊賀に立ち寄り、そこで上野公園、忍者屋敷等を見てからゆっくりと帰りました。帰りですが、行きと同じルートを通りましたが、渋滞は西名阪自動車道で午前9時頃から1時間ほどあった以外は目立った渋滞はありませんでした。

今回はちょっと天気に恵まれない四万十川でしたが、でも雨の日の四万十川や強風下で全員で一生懸命漕いだカヌーも良い思い出になったと思います。ただ3日の日は帰りにあまりに時間が無く、四万十や土佐らしい買い物や食事が全く出来なかったので、又次回行った時こそは時間を取ってゆっくりと食べ歩きをしてみたいと思います。