ようこそ、あなたは 人目のお客様です。( Since 1999/2/2)
本日のアクセス数: 昨日のアクセス数:

トップページ

情報室
IT資格情報
所有資格
実験室&作品展示室
談話室
遊戯室
趣味の部屋
購読雑誌紹介
プロフィール
雑記帳
気ままにブログ

業務紹介
 ・会社案内
 ・業務内容
 ・サポート料金表
 ・使用機器
 ・主な業績

メ−ル送信
備考
ページ毎アクセス集計
サイトマップ

富士山テレマーク(2012年6月)

日にち:2012年6月15日

場所:山梨県富士山

コース:河口湖口(五合目)→吉田口登山道→吉田口頂上→吉田大沢→河口湖口

天気:晴れのち薄曇り

今週末からは本格的な梅雨到来の予報と言うことで、ぜひその前の晴れた日に今シーズンの滑り納めとして富士山に出かけたいと思い、晴れマークの出ていたこの日、今シーズン2回目となる吉田大沢に滑りに出かけてきました。前線の雲がそろそろかかり始めていたものの、午前中は時々薄雲がかかる程度でまあまあの良い天気でした。このまま滑る時まで持ってくれればと思っていたのですが、残念ながら滑る頃になると空一面に薄雲が広がってしまい、久々に滑る時に青空無しのバックカントリーとなってしまいましたが(^^;、でも1週間前に来た時と違って山頂から全斜面が快適ざらめとなっていて、七合目まで本当に気持ちよく滑り降りることが出来ました。

自宅を朝3時45分に出発し河口湖口5合目の駐車場を目指します。自宅を出てからずーっと曇り空で、それは富士スバルラインに入っても変わりませんでした。うーん、まさか今日は大はずれの天気だったかと多少がっかりしながら登っていくと、すぐに雲の上に出たようで青空が広がりました(^^)。
5時40分、五合目の駐車場に到着。平日と言うこともあってか、停まっている車はまだ3台ほどでした。1台は既に出発し、もう2台はちょうど出発の準備をしているところでした。3人と1人でしたが、見るといずれもザックに板が付いています。やはり私と同じようにしばらく続く雨の前に滑りに来た人たちでしょうか。今日は吉田大沢にいくつものシュプールが刻まれそうです。だとすると是非ファーストで滑りたいと思い、準備を急ぎます。

準備をし、5時55分、歩き始めます。


(クリックすると1600×1200pixelの画像が見られます)

山頂をズーム。


(クリックすると1600×1200pixelの画像が見られます)

6時ちょうど、登山道入口を通過。先週まで置いてあったゲートは隅にどかされていました。

山桜でしょうか。ピンクの花がとてもきれいでした。富士山五合目にも花の季節がやってきました。

前方を見ると吉田口登山道方面にもうガスが上がってきています。うーん、こんなに早くガスが上がってきてしまうなんて。

進む左側は一面の雲海でとてもきれいです。


(クリックすると1024×768pixelの画像が見られます)

雲の上に顔を出している山が、海に浮かぶ島のように見えます。


(クリックすると1024×768pixelの画像が見られます)

六合目手前にあるトンネルというかシェルターの中の雪もほぼ溶けました。

6時36分、吉田口登山道に合流。上を見るとガスが流れてきていて、山頂方面がよく見えません。

六合目の小屋を過ぎるとうっすらと山頂が見えるようになってきました。


(クリックすると1600×1200pixelの画像が見られます)

吉田大沢をズーム。まだまだ雪は豊富です(^^)。


(クリックすると1600×1200pixelの画像が見られます)

参考までに次の写真は前回(6月7日)に来た際の吉田大沢の様子。八合目あたりから下で雪渓は大きく左右に分かれますが、その雪渓を分ける黒い部分がどんどんと広がって上に伸びていっているのが分かります。

七合目まではジグザグに付けられた登山道を上っていきます。この辺りはほぼガスの中という感じで展望は良くありませんでしたが、時々ガスが切れて上の方が見えていました。次の写真は七合目の小屋群をズームしたもの。小屋が斜面にぎっしりと並んでいて、吉田口登山道の特徴が良く出ています。


(クリックすると1024×768pixelの画像が見られます)

7時23分、七合目の最初の小屋を通過。まだあまり疲れていませんので休憩することなくどんどんと登っていきます。
小屋の隣の雪渓ですが、雪もだいぶ溶けて来ています。朝のうちはまだ雪が少し堅めでキックステップでもほとんど削れませんので、すぐに夏道登山道に移ります。

したから3番目の小屋の横の雪渓の様子。帰りはここまで滑り降りてくる予定ですが、雪の量は多く問題無さそうです。

この辺りでだいたいガスの上に出たようです。日射しが強く風が全くありませんので、上着・手袋なし、夏用の帽子でも暑いくらいでした。そして風が弱い状態は山頂まで変わらず、結局手袋も上着も着ることなく、そのまま山頂まで行ってしまいました。


(クリックすると1024×768pixelの画像が見られます)

次の2枚は吉田大沢株の様子。ここから見る限り雪の状態も良さそうです。(ただし1週間前と比べると雪の上の小さい石はだいぶ目立ってきていました)


(クリックすると1600×1200pixelの画像が見られます)


(クリックすると1600×1200pixelの画像が見られます)

この先で今日初めての休憩を10分ほど取りました。


(クリックすると1024×768pixelの画像が見られます)

8時24分、太子館を通過。ここまで七合目の最初の雪渓以外は夏道登山道には残雪はほとんどありませんでしたが、この先からところどころで雪に覆われた部分が出てくるようになります。ただ時間と共に雪も緩んできていて、この辺りはアイゼン無しで問題ありませんでした。ちなみに今回はアイゼンは八合五勺の小屋を過ぎたところで装着しました。


(クリックすると1024×768pixelの画像が見られます)

次の3枚はこの辺りから見た吉田大沢の様子。


(クリックすると1600×1200pixelの画像が見られます)


(クリックすると1600×1200pixelの画像が見られます)


(クリックすると1600×1200pixelの画像が見られます)

夏道登山道がだいぶ出てきていましたので、今回はほぼ夏道登山道に沿って登っていきました。


(クリックすると1024×768pixelの画像が見られます)

9時23分、元祖室に到着。

次の3枚はここから見た吉田大沢の様子。


(クリックすると1600×1200pixelの画像が見られます)


(クリックすると1600×1200pixelの画像が見られます)


(クリックすると1600×1200pixelの画像が見られます)

下を見ると後続のスキーヤー(一人はボードかも)3人が登山道を、もう一人は雪渓上をシールで登ってきているのが見えました。シールで登る場合、荷物が軽くなるメリットはありますが、ただこれだけの急斜面は直登出来ずに相当ジグを切らなくてならないため、個人的には吉田大沢はシールよりも坪足で登った方が結局は効率的なのではと感じます。

本八合目の手前では夏道登山道がすっかり雪に覆われていたため、斜面を直登しました。表面が緩んできているとはいえ、キックステップでもつま先しかかからない部分もあり、坪足の階段状のトレースが無ければアイゼンが欲しくなる斜面です。


(クリックすると1024×768pixelの画像が見られます)

9時57分、本八合目の小屋に到着。

さすがにそろそろ疲れてきましたので、ここで大休止とし、早めのお昼とします。
次の3枚はここから見た須走側斜面の様子。こちらの残雪もまだまだ豊富です。


(クリックすると1600×1200pixelの画像が見られます)


(クリックすると1600×1200pixelの画像が見られます)


(クリックすると1600×1200pixelの画像が見られます)

10時13分、山頂に向けて歩き始めます。
ここから先の斜面を登っているのは、見える限りでは登山者が一人だけでした。


(クリックすると1600×1200pixelの画像が見られます)

この先も夏道登山道に沿って登っていきます。10時34分、八合五勺の御来光館を通過。本八合目からここまでが今日歩いた中で一番きつく感じました。

この先はアイゼンを付けて、先行者のトレースに従って雪渓を直登していきます。


(クリックすると1600×1200pixelの画像が見られます)

11時10分、九合目の鳥居を通過。


(クリックすると1600×1200pixelの画像が見られます)

山頂が見えているのになかなか近づきません。


(クリックすると1600×1200pixelの画像が見られます)

雪ですが、山頂近くになると表面が数センチ緩んでいるその下はかちかちという部分が多くなりました。踏み抜かない分、歩きやすかったです。
山頂手前の鳥居ですが、雪が多くまだ下をくぐることは出来ません。

11時49分、吉田口山頂に到着。


(クリックすると1024×768pixelの画像が見られます)

1週間前と比べると1mほどの雪解けでしょうか。ではここでしばらく休憩します。
次の写真は今登ってきた斜面を見下ろしたもの。


(クリックすると1600×1200pixelの画像が見られます)

そしてのその向こう側の風景。上空には薄雲が広がり、眼下には少し雲も出ていますが、山中湖はきれいに見えていました。


(クリックすると1600×1200pixelの画像が見られます)

その山中湖をズーム。


(クリックすると1600×1200pixelの画像が見られます)

須走口登山道の駐車場をズーム。


(クリックすると1600×1200pixelの画像が見られます)

北側は雲が多く、遠くはほとんど見えません。


(クリックすると1600×1200pixelの画像が見られます)

南側は雲が少ないですが、かすみ気味です。ただ山の間に少しだけ海が見えていました。


(クリックすると1600×1200pixelの画像が見られます)

休憩後、白山岳方面に進んでいきますが、その前に山頂の様子を見ていきます。


(クリックすると1600×1200pixelの画像が見られます)


(クリックすると1600×1200pixelの画像が見られます)

剣ヶ峰をズーム。


(クリックすると1600×1200pixelの画像が見られます)


(クリックすると1600×1200pixelの画像が見られます)

最後に白山岳。


(クリックすると1600×1200pixelの画像が見られます)

白山岳手前のコルに降りていきます。次の写真はコルから見た富士山火口の様子。


(クリックすると1600×1200pixelの画像が見られます)

そしてその反対側が吉田大沢のドロップポイントです。1週間前はかちかちでしたが、今日は全面ざらめで何の心配もありません(^^)。ただ...、この頃になると上空は広く薄雲で覆われてしまい、ほとんど青空が見えなくなってしまいました。全面ざらめの吉田大沢を青空をバックに滑り降りたかったので、これはかなり残念です。再び青空が出るまで待つと言うことも考えましたが、後続のスキーヤーも登ってきていますし、ぜひ今日のファーストで滑りたいという思いが強く、滑る準備をして12時24分、ドロップイン。吉田大沢大滑降のスタートです(^^)。


(クリックすると1600×1200pixelの画像が見られます)

上部の中央には昨日思われるシュプールが刻まれていましたので、少し左側のノートラックの斜面を滑り降りました。斜面の下を見ると、シールで登ってきている人が小さく見えました。


(クリックすると1600×1200pixelの画像が見られます)


(クリックすると1024×768pixelの画像が見られます)

快適ざらめです(^^)。ああこれで青空さえあれば(^^;。途中でシールで登ってきている人とひと言言葉を交わして、再び滑り降りてきます。


(クリックすると1600×1200pixelの画像が見られます)

斜面上部をズーム。


(クリックすると1600×1200pixelの画像が見られます)

先週はこの岩に立てかけてあったスキー板ですが、今回はなくなっているなあと思ったら岩の裏側の岩場に落ちていました。

続いてこの岩場の真後ろの斜面に真っ直ぐに滑り降りていきます。


(クリックすると1600×1200pixelの画像が見られます)


(クリックすると1024×768pixelの画像が見られます)


(クリックすると1024×768pixelの画像が見られます)


(クリックすると1024×768pixelの画像が見られます)

最高のざらめ斜面です(^^)。無心となってどこまでも斜面を落ちていきます。
八合目の辺りで二股に分かれますが、登山道に近い右の方を滑り降りていきます。


(クリックすると1024×768pixelの画像が見られます)


(クリックすると1024×768pixelの画像が見られます)

途中から、雪の上の小さい石が随分と目に付くようになりました。ゆっくり注意して滑れば避けられる程度でしたが、今後は雪解けとともにどんどんこの表面の石も増えて板が傷だらけになってしまうことでしょう。その意味では八合目から下の雪渓はそろそろ賞味期限切れという感じです。


(クリックすると1024×768pixelの画像が見られます)

砂防ダム?(落石防止のダム?)の中央はまだ雪がつながっていて、そのままスキーで滑っていくことが出来ました。

13時5分、本当にあっと言う間に予定していた七合目の下から三番目の小屋の横に到着。ここからは登山道を歩いて戻ります。

下っていく途中で吉田大沢を振り返ると、なんといつの間にか上空には再び青空が広がってきていました。うーん、ショック(^^;。
次の写真は吉田大沢をズームしたものですが、私が滑ったラインを青く書いてみました。うっすらとシュプールが見えています。
なお左側の斜面には後続の3人が滑り降りてきている様子が写っていました。


(クリックすると1600×1200pixelの画像が見られます)

14時27分、河口湖口五合目に戻ってきました。下る途中、のんびりと写真を撮りながら下ってきましたので少し時間がかかってしまいました。

次の写真は帰る途中で撮影した富士山の様子。五合目辺りには雲が漂っていますが、その上はきれいに見えていました。再び私が滑ったラインを青く描いてみました。こうしてみると随分と長い距離を滑り降りたんだと言うことがよく分かります(^^)。ズームして私のシュプールが確認できたらすごいと思いましが、さすがにこの距離ではそれは無理でした(^^;。


(クリックすると1600×1200pixelの画像が見られます)

さてこれで今シーズンのバックカントリーはとりあえず終了です。