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富士山テレマーク(2008年5月)

日にち:2008年5月18日

場所:静岡県富士山

コース:須走口(五合目)→3577mまで→須走口

天気:晴れ/曇り

今シーズン初めてとなる富士山のバックカントリー(テレマークスキー)に、まだ滑ったことのない東面の須走口に行ってみることにしてみました。今回も単独です。
天気ですが、下の方にはガスがかかっていましたが、上の方は雲海の上ということで気持ち良い青空が広がっていました。また今回は富士山では珍しく風があまり無く、それほど寒さを感じることはありませんでした。雪質ですが、上の方はもなか雪の表面がかりかりになったアイスバーンで、それが下るに従って普通のもなか雪となり、やがて快適なざらめとなり、下の方はぐさぐさの深いざらめに変わっていきました。今回初めて須走の斜面を滑ってみたのですが、なによりその広大な斜面に感激しました。富士宮口や吉田大沢は滑ることの出来る幅がそれほど広くないのですが、ここは広大な斜面をどこでも滑り放題です。なお最近降った大雪のせいか、何ヶ所か雪崩の跡を見かけました。

自宅を4時45分に出発し、須走口5合目を目指します。ただ下の方からは富士山はすっかり雲の中で、途中で写真を撮ることは今回はありませんでした(^^;。6時40分、須走口の駐車場に到着。

須走口から登るひとはそれほどいないのではと思っていたのですが、既に車が20台ほど停まっていて、多くの人はもう出発した後でした。どこから登っていくのだろうと思っていたら、既に準備した人は駐車場の奥から登っていっていました。
すぐ横の沢をそのまま上がる人と、すぐ右に曲がって駐車場の上を通る登山道(ではなく、多分ブル道)を進む人に分かれていました。私は比較的雪の多そうな沢を直登する方を選びました。

準備後、7時2分、スキーはザックに付け、つぼ足で歩き始めます。GPSによれば標高2034m。

この沢ですが、ところどころ雪が切れているところがありました。おそらく上から下までスキーで滑り降りることはもう無理でしょう。

2個所ほど急斜面を避けるために森の中を迂回しました。先行者のトレースがはっきりしていましたので、それをたどっていきます。やがて周りが徐々に開けてきます。

このあたりでシールを付けたスキーに切り替えました。

8時46分、広大そうに見えるバーンに出ます。先行者のトレースが無ければ、ガスっているとどこに向かって進むのか迷ってしまいそうな場所です。

しばらく登っていると、徐々にガスが切れて景色が見えるようになってきて、まもなく富士山がすっきりと見えてきました(^^)。これ以降は上の方は、時々ガスがかかるものの、ほぼ快晴となりました。


(クリックすると800×600pixelの画像が見られます)

斜面を登っている人が20人ほど見えています。ずいぶん遅れて私もトレースをたどって登っていきます。

上の写真ですが、斜面はなだらかそうに見えますが、上に向かって撮影しているため、実際にはそれなりの斜度があります。10時4分、最初の岩場で最初の休憩を取ります。とにかく斜面が広大なため、なかなか上にたどり着きません(^^;。
次の写真はそこから下を撮影したもの。登ってきた沢の場所を忘れない様にしないと、後で大変なことになります。まあGPSがありますので、ガスっても何とかなるという安心感はありますが。


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この辺りから徐々に斜面がきつくなり、スキーで直登は厳しくなってジグザグに登っていきます。雪質はこのあたりは快適なざらめです。

11時30分、再び途中の岩場で休憩し、そこでお昼としました。あまり変化のない斜面を延々と登っていきますので、結構疲れました。
12時30分、やっと頂上直下のバーンに出ました。


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この斜面の上に向かって左端がまだノートラックでしたので、下るときはそこを滑ることに決めました。


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この先は斜度が一段ときつくなります。雪はいつのまにやらもなか雪に変わってきました。

13時34分、3577mまで登った時点で、先ほどまでは簡単に割れたもなか雪の表面が、やっとエッジだけかかるほどにかりかりになってきましたので、これ以上登っても滑りは楽しくないだろうと今日は登るのはここまでにして、滑る準備をします。

では狙った斜面の方にトラバース。

ではここから滑りましょう。斜度はこのあたりで35度程度でしょうか。かりかりのバーンなのでこけたら相当な距離を滑落する可能性があると言うことで、ちょっと緊張します。


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13時43分、滑降開始。最初にターンするまでが最も緊張しましたが、エッジはかかりますので、アルペンターンで慎重にターンしていきます。


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この辺りから少し雪がゆるんできて、アイスバーンからもなか雪に変わってきます。少しずつテレマークターンを入れますが、もなか雪で時々つんのめります。


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この辺りまで下ってくると、もなか雪も柔らかくなり、気持ち良くテレマークターン出来る様になります。
なお今下っているコースをそのまま下っていくと、間もなく他の人が滑ったシュプールが刻まれたバーンに出てしまうのですが、ふと右側の斜面を見ると、ノートラックの広大なバーンがそこには広がっていましたので、そちらに少しトラバースしてみます。ではこの広大な斜面を滑りましょう(^^)。


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雪は快適なざらめです。気持ち良く滑ることが出来ました。ただ...、滑っても滑っても斜面は延々と続いています(^^;。


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やがてガス帯に突入し、周りが真っ白で見えなくなりましたので、それ以降はガスが晴れるタイミングを待って滑る様になりました。斜面はまだまだ続きます。もう既にごちそうさん状態です(^^;。


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下るに従ってざらめがどんどん深く重くなり、滑っていてかなり疲れる様になりました。ただ斜度がまだそれなりにありますので、ターンで飛ばした雪がかなり下までころころと転がっていきます。
このざらめですが、10cmほど下に固い層があるところと30cmは沈んでしまう柔らかいところがあって、何度もバランスを崩してこけてしまいました。


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やっと一番下の緩斜面に出ました。でも登ってきた沢の入口まで大分あります(^^;。
ここまで下ってくると雪はぐさぐさの深いざらめとなりました。スノーボードでターンした後が30cmもえぐれているほどです。

駐車場に続く沢ですが、ほとんどのシュプールはこの沢に続いていました。もうすっかり荒らされています。ものすごいでこぼこですので、仮にこれがクラストでもしたらかなり危険です。

途中で、沢を直接登ってきたルートと、登山道の合流点がありますが、下りは登山道の方に進んでみることにします。

ただ登山道は途中で雪が無くなることが何度もあり、また雪があっても幅が狭いため滑っていて避けられずに岩を踏んでしまうこと度々。これでは板がたまらないと、途中からはつぼ足で下っていきました。この登山道は最初から歩いて下るべきでした。

やがて下の方に駐車場が見えてきます。

駐車場に戻ってきたのは16時10分でした。下りはガスが腫れるのを待っている時間が長く、ちょっと時間がかかってしまいました。